ブルーマウンテン農園生産者

不況の度に変化する品質

 ブルーマウンテン農園 は大小様々な農園があります。多くの小規模農園はリースされた土地でコーヒー栽培を行っています。パルピング設備を持っている中・大規模農園は自農園でも収穫しますが、小規模農園からも豆を購入します。

今まで経験したことがない

 現在、未だかつてない気候変動はジャマイカでも大きな影響をあたえています。ある年は度重なる大雨でJACRAの倉庫が水浸しになってしまったり、またある年は干ばつで十分な雨量がなくコーヒーが枯れてしまったり、先を読むことがすごく難しい時代になりました。ようやく収穫量が安定した矢先、価格の大きな低下で小さい農家がコーヒーの栽培を放棄し始め、代わりのキャッシュクロップにシフトチェンジしています。
コーヒーチェリーは収穫されることなく木についたまま乾燥し、害虫は駆除されることなくそのままとなっていて多くの農園が放棄地に懸念を示しています。

バリューチェーンの変化を求めて

PJCTと取引しているJCGA(Jamaica Coffee Growers Association)の会員はおよそ5000農園。その多くが2ヘクタールの農園でコーヒーを育てています。ジャマイカのコーヒーは世界でもトップレベルの価格です。それにも関わらず自給自足に近い生活を強いられている農園も少なくありません。
私たちPJCTはJCGAと共に、バリューチェーンの変化を模索しています。よりよいコーヒーの品質のためには本当の意味でのフェアトレードが必要です。